wpa_supplicantを入れ忘れたのでAlterでarch-chrootした話

唯岸 雪

唯岸 雪

20220523に作成
この記事は最終更新から1年以上が経過しています

まえがき

経緯を含めて説明するので対処法だけ知りたい人はarch-chrootを使ったまでどうぞ

経緯

帰省中に入れたUbuntu Serverを寮で使おうとして802.1x/radius用にwpa_supplicantを入れ忘れたことに気づいた愚かな人間がいるらしい <- 今ココ

wpa_supplicantとは

クロスプラットホームなサプリカントでLinuxでWi-Fiに接続するときによく使われる

ArchWiki wpa_supplicant

wpa_supplicant - ArchWiki

wiki.archlinux.jp

IEEE802.1x認証

ネットワークに接続するためにユーザー認証が必須な規格。某弊学で有線を使おうとすると必ず使う必要がある。
昨年の春に突如として導入され、前情報もクソもなかった為、多くの寮生が「APEX出来ねえんだけど!?」とキレ散らかした。
WindowsでやるよりもLinuxで接続したほうが、簡単説がある認証規格である。

tweet

キレ散らかしていた様子

対処1 落としてきたdeb経由でインストール(失敗)

一度、wpa_supplicantをdebで落としてきて、インストールした経験があったので、実行した。尚、依存関係が壊れて失敗。

対処2 chroot経由でインストール(失敗)

Archlinux install battleでchrootを使った経験があったので、AlterLinux経由でchrootをするという方針を建てた。
だいたい、あってたけど1つ問題があった。

AlterLinuxを使うメリット
802.1x認証の設定がGUIだとものすごく楽なので、おすすめ。
ネットワークの設定あたりから設定可能。

AlterLinux

Alter Linux - FascodeNetwork

alter.fascode.net

/mnt にUbuntu Serverの / に当たるパーティションをマウントして、chrootする。

# mount /dev/sdax /mnt # chroot /mnt

しかし、/etc/resolv.confがコピーされない為、名前解決が失敗する。
discord_msg

対処3 arch-chroot経由でインストール(成功)

/usr/bin/chrootを実行する前にこのスクリプトは /procなどの api ファイルシステムをマウントして、chroot から使える /etc/resolv.conf を作成します。

chrootより引用
らしいです。

# mount /dev/sdax /mnt # arch-chroot /mnt # apt install wpasupplicant

arch-chrootを使うことで名前解決ができるようになり、aptを使うことができる。

まとめ

AlterLinuxでarch-chrootをすると、GUIで802.1x認証が出来て楽

参考

Archwiki wpa_supplicant

wpa_supplicant - ArchWiki

wiki.archlinux.jp

ArchWiki chroot

chroot - ArchWiki

wiki.archlinux.jp

IEE802.1X認証とは、EAPとは

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www.infraexpert.com

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唯岸 雪
雑魚ロボコニスト