wpa_supplicantを入れ忘れたのでAlterでarch-chrootした話
唯岸 雪
まえがき
経緯を含めて説明するので対処法だけ知りたい人はarch-chrootを使ったまでどうぞ
経緯
帰省中に入れたUbuntu Serverを寮で使おうとして802.1x/radius用にwpa_supplicantを入れ忘れたことに気づいた愚かな人間がいるらしい <- 今ココ
wpa_supplicantとは
クロスプラットホームなサプリカントでLinuxでWi-Fiに接続するときによく使われる
ArchWiki wpa_supplicant
wpa_supplicant - ArchWiki
wiki.archlinux.jp
IEEE802.1x認証
ネットワークに接続するためにユーザー認証が必須な規格。某弊学で有線を使おうとすると必ず使う必要がある。
昨年の春に突如として導入され、前情報もクソもなかった為、多くの寮生が「APEX出来ねえんだけど!?」とキレ散らかした。
WindowsでやるよりもLinuxで接続したほうが、簡単説がある認証規格である。
キレ散らかしていた様子
対処1 落としてきたdeb経由でインストール(失敗)
一度、wpa_supplicantをdebで落としてきて、インストールした経験があったので、実行した。尚、依存関係が壊れて失敗。
対処2 chroot経由でインストール(失敗)
Archlinux install battleでchrootを使った経験があったので、AlterLinux経由でchrootをするという方針を建てた。
だいたい、あってたけど1つ問題があった。
AlterLinuxを使うメリット
802.1x認証の設定がGUIだとものすごく楽なので、おすすめ。
ネットワークの設定あたりから設定可能。
Alter Linux - FascodeNetwork
alter.fascode.net
/mnt
にUbuntu Serverの /
に当たるパーティションをマウントして、chrootする。
# mount /dev/sdax /mnt # chroot /mnt
しかし、/etc/resolv.conf
がコピーされない為、名前解決が失敗する。
対処3 arch-chroot経由でインストール(成功)
/usr/bin/chroot
を実行する前にこのスクリプトは/proc
などの api ファイルシステムをマウントして、chroot から使える/etc/resolv.conf
を作成します。
chrootより引用
らしいです。
# mount /dev/sdax /mnt # arch-chroot /mnt # apt install wpasupplicant
arch-chrootを使うことで名前解決ができるようになり、aptを使うことができる。
まとめ
AlterLinuxでarch-chrootをすると、GUIで802.1x認証が出来て楽
参考
wpa_supplicant - ArchWiki
wiki.archlinux.jp
chroot - ArchWiki
wiki.archlinux.jp
IEEE802.1X�F�Ƃ́AEAP�Ƃ�
www.infraexpert.com
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