Armbian Build Battle

唯岸 雪

唯岸 雪

20211208に作成
20220207に更新
この記事は最終更新から1年以上が経過しています

この記事は共同開発鯖 Advent Calendar 2021 8日目の記事です
https://qiita.com/advent-calendar/2021/growthers

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はじめに

どうも雪です。アドカレのネタが思いつかず、ギリギリになってしまいました。 今回はPine A64に対応しているディストリビューションの1つArmbianのビルドをやってみたいと思います。最初に謝っておきますが、アホがMicro Bをなくしてしまったせいで動作確認ができていません。MicroBを見つけられたら後日追記します。

Pine A64とは

Pine64というPinePhonePineTimeなどのギーク向けのLinuxが動く製品数多く販売している企業の販売するシングルボードコンピュータの一つです。

PINEPHONE | PINE64

Quad-Core Allwinner A64 @ 1.152 GHz Up to 3GB LPDDR3 RAM Quectel EG25-G with worldwide bands Bootable microSD and 16GB/32GB eMMC Kill switches for LTE, Cameras, Wifi/BT, and Microphones Six pogo pins…

www.pine64.org

PINETIME – PINE64

www.pine64.org

Pine A64とRaspberry Pi 3 Model Bの比較

Pine A64+Raspberry Pi3 Model B
SoC1.152GHz 4 x Coretex A531.2GHz 64bit 4 x Coretex A53
RAM1GB 〜 2GB1GB
Ethernet1000BASE-T100BASE-T
映像出力HDMIHDMI
Bluetooth技適未取得のため日本国内では使用不可Bluetooth v4.1 BLE
無線LAN技適未取得のため日本国内では使用不可IEEE802.11b/g/n (2.4GHz)
値段1GB 2980円 / 2GB 4480円4950円 〜

ラズパイ3 Model Bと似たスペックでラズパイ3 Model Bよりも安く買うことができます。 現在はPine A64+の後継機であるPine A64-LTSのみの販売になってしまったようですが、秋月電子通商などではまだ在庫が残っているようなので、興味のある方は買ってみてください。

PINE A64 (+) – PINE64

www.pine64.org

PINE A64-LTS | PINE64

Quad-Core Allwinner A64 @ 1.152 GHz Up to 2GB LPDDR3 RAM Optional 802.11 b/g/n WiFi with Bluetooth 4.0 Gigabit Ethernet Bootable microSD or optional eMMC module Go to Store The PINE64-LTS is the Long…

www.pine64.org

https://akizukidenshi.com

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akizukidenshi.com

Armbianとは

Armbian is a base operating system platform for single board computers (SBCs) that other projects can trust to build upon.

  • Lightweight Debian or Ubuntu based Linux distribution specialized for ARM development boards
  • Each system is compiled, assembled and optimized by Armbian Build Tools
  • It has powerful build and software development tools to make custom builds
  • A vibrant community

Armbian Documentation What is Armbianより引用

Armbian Documentation

docs.armbian.com

DebianやUbuntuなどの有名ディストリビューションがサポートしていないシングルボードコンピュータをサポートすることを目標としているビルドフレームワークらしいです。 シングルボードコンピュータ向けのイメージをかなり簡単にビルドできます。

実行環境

OS: Ubuntu 20.04.3 LTS x86_64 CPU: Ryzen 5 3600 Memory: 16GB Shell: fish shell

ビルド方法

Armbian Build Toolsの入手

まず最初に、Armbian Build Toolsを入手します。

$ git clone --depth 1 [email protected]:armbian/build.git $ cd build $ ./compile.sh docker

locale関係のエラーでビルドが落ちまくったので、今回はdockerを使ってビルドします。 (たぶんjp_JP.UTF-8が存在しないせいだと思います)

https://github.com/armbian/build

GitHub - armbian/build: Armbian Linux Build Framework

Armbian Linux Build Framework. Contribute to armbian/build development by creating an account on GitHub.

github.com

たったこれだけで、ビルドツールが起動します。

Full OS image for flashingを選択して 今回はkernelをいじらないのでDo not change the kernel configurationを選択してください

ボードの選択メニューが出てくるので、ビルドしたい対象を選んでください(今回はpine64)

current か legacyのどちらかを選択し、好きなディストリビューションを選択します。

あとは好きなように設定してください。  

ビルド時間は30分ぐらいかかったので、気長に待ちましょう。

検証ができているのはここまでです。この方法でビルドしたイメージが実際に起動できるかは保証できません

感想

思ったより簡単にビルドすることができて驚きました。 MicroBが見つからず、検証までたどり着けなかったのは残念ですが、見つかり次第検証してみたいと思います。

参考

Armbian Documentation

Armbian Documentation

docs.armbian.com

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唯岸 雪
雑魚ロボコニスト